歯科矯正中の粘膜の痛みへの対処法

歯列矯正中、口腔内の粘膜に傷ができてしまうことは、
残念ながら必ず何回か経験します。

矯正器具が粘膜に当たることによってできてしまう傷。
歯が動くことで上下の咬む位置が変化し、誤って粘膜を噛んでしまう傷。
原因はさまざまですが、できるならば回避したいものです。

早く治すためにも対策を考えなければなりません。
今回は、粘膜への保護とオーラルケアの両方から考えていきましょう。

粘膜への保護

歯科矯正用 保護粘膜保護材(ワックス)

 
口腔内にできてしまった傷をいかに早く治すかということが大切です。
物理的刺激を保護材で除去しておくことで、痛みも和らぎます。
 
ワックスを米粒より多めにとって、指で柔らかくほぐして、痛む付近に接すると考えられるブラケット器具に貼り付けます。
できれば乾燥させた状態の方が、付きやすいです。
耐久性はそこまでないので、一日に何回も使うことになります。
お食事の際には、外してくださいと言われておりますが、
私自身、歯列矯正中に口内炎があり、あまりにも痛いときはつけたまま食事したこともあります。やはり食べ物と一緒にワックスがとれてしまいます。
 

マウスガード

スポーツをされているかたで、作られたことがある方もいらっしゃるかもしれません。オーダーメイドのマウスガードを作ることで、ブラケットやワイヤーを覆うことで粘膜かへの接触を少なくします。矯正器具が装着されている状況での作成や使用に関しては、必ず主治医の先生にご相談してみてください。
 

矯正治療中のオーラルケア

矯正用山型歯ブラシ

断面は平らではなく、中央部分が山のようになっています。歯列矯正中の方がよくお使いいただく歯ブラシです。ブラケット周囲に角度を変えながら当てていきます。

矯正用 谷型歯ブラシ(U字型)

谷型は山型と反対で、中央がくぼんでいます。まっすぐに歯に当てることで、ブラケットの周囲も同時に当たりやすくなっています。裏側歯列矯正の方にはこの歯ブラシの方が良いでしょう。

ワンタフト

とても小さい毛束の歯ブラシ。通常の歯磨きの後に仕上げとしてお使いいただきます。

矯正用のフロス

歯と矯正器具の狭い隙間にフロスが通せます。市販のデンタルフロスはブラケットとワイヤーが口腔内に付いている型にはかなり扱いにくいものです。1本ずつワイヤーの下をくぐらせる方法はかなり時間のかかるケア。この矯正用のフロスであれば、ワイヤーに当たらないように工夫されて開発されたフロスのため、オススメです。

ジェットウォッシャー

ジェット水流にて汚れを除去できる電気製品です。かなり勢いが強いので、初めての取り扱いにはご注意が必要です。初めは痛いと感じる人も多いと思いますが、続けているうちに慣れてきます。最近は種類も増えて、価格も良心的になってきているようです。クリーニングが必要ないのではないかというくらい口腔内が綺麗な患者さんに、普段のケアの流れを聞いてみると、だいたいジェットウォッシャーをお使いでした!
 

マウスウォッシュ

「傷があるのに、うがい薬?」と不思議に思われる方もいらっしゃいます。口腔粘膜には、皮膚のように簡単に消毒液をかけられるわけではないので、口腔内全体を清潔にしなければ、治癒が遅くなります。健康状態にも左右されますが、何より口腔内の衛生環境を良好にすることで、改善は早まります。ぜひオーラルケアの一つとしてお使いください。

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