5年先も10年先も、患者さまに寄り添い、
責任をもってお口の健康を守ります。

ご予約 03-5428-1192 受付9:30~19:00
ブログアイキャッチ画像


2016.07.03  インプラントの咬み心地

天然の歯は根の周りに歯根膜という組織がありますがインプラントにはありません。インプラントは天然の歯と違って直接骨に結合しているからです。 
 
2
 
天然の歯のようなクッションが無いインプラントは、いったいどのような咬み心地なのでしょうか?
 
実際にはインプラントと結合している骨にも弾性がありますので、インプラント同士で咬む場合でもあごの骨にすごく響くとか、天然の歯に比べて硬い咬み心地がするとかというようなことはありません。カチカチ咬んだ時の咬み心地は天然の歯にすごく近いといえるでしょう。
 
しかし食品の捕捉のしやすさは明らかに違います。天然の歯同士では野菜の繊維のように細くて芯のある食品でもしっかりと捕捉することができますが、これは上下の歯が咬んで合わさった後に、歯同士が少しねじれるように動いて微妙に位置を変え、よりしっかりと食品を捕捉してくれるからです。天然の歯は、歯根膜組織の厚み分歯が動いてくれるのでしっかりと食品を捕捉することができるのです。
 
一方、インプラント同士で咬む場合は、咬み合った後も歯はほとんど動いてくれないので、細くて薄い食品は捕捉しにくく、するりと歯の間から逃げてしまいがちです。インプラントの歯を装着された方の多くは慣れるまで野菜の繊維のような芯があって薄い食品が食べにくいとお感じになるでしょう。天然の歯とインプラントの歯の実際の動きの違いは、天然の歯は数100グラム程度の力が加わっただけで50μm以上も一気に動くのに対して、インプラントはほとんど動きません。
 
天然の歯とインプラントの歯の動きの違いを考慮した義歯の設計とメインテナンスが必要です。その違いが考慮されなければ天然の歯とインプラントの歯の機能的な調和は短期的にも長期的にも得られないでしょう。
 
img_4  img_5

ページの先頭へ