誠に勝手ながら、2024年5月1日まで水曜日は休診とさせて頂きます。
ご理解の程、どうぞよろしくお願い致します。
院長 荒瀧友彦
5年先も10年先も、患者さまに寄り添い、
責任をもってお口の健康を守ります。
誠に勝手ながら、2024年5月1日まで水曜日は休診とさせて頂きます。
ご理解の程、どうぞよろしくお願い致します。
院長 荒瀧友彦
歯を失った顎の骨は、時間の経過とともにどんどん吸収して萎縮していきます。その際、上の顎も下の顎も、外側(唇側や頬側)の骨が無くなって、相対的に内側に向かって萎縮していきます。その結果、歯を失ってから何年も経過すると、本来歯があった場所の直下には、十分な骨が無くなってしまっていることが多いのです。
したがって、歯を失ってから何年も経過した顎の骨にインプラントを埋めようとすると、本来あった歯の位置よりも内側へ内側へとインプラントが位置付けられてしまう傾向があります。
ですから萎縮した顎の場合は、インプラントを外側に傾斜させて将来の歯列の方向に向かうように埋めることが大切です。外側に傾斜させなければ将来の歯の形態が不自然となり、何よりも内側のスペースが狭くなってしまいます。内側が狭いと舌のおさまるスペースが少なくなるので、発音がしにくくなったり舌を頻繁に咬んだりする原因になります。
どれくらい傾けるか、それは術前の入念な形態回復シミュレーションに基づいたトップダウンの埋入計画から決定されます。
インプラントの構造はメーカーによって様々です。
「入れ歯が全く合わないので、インプラントにしたい」とおっしゃる患者様は大勢いらっしゃいます。
CTやレントゲンの画像上に将来の歯の外形が正確に再現されていないと、インプラントの適用の可否はもちろんインプラントの埋入方針も正確に診断することはできません。とりあえずCTを撮影してみてインプラントができるかどうかを漠然と判断するのは危険です。
インプラント治療の目的は失った歯を取り戻すことであり、インプラントを骨の中に埋めることではないのですから。
術前の計画通りにインプラントを埋めることができて、一定の治癒期間後にインプラントが骨と結合し将来の歯を支える条件が整ったことが確認された時、そのインプラントの手術は成功したといえます。そういった意味でのインプラント手術の成功率は現在ではほぼ100%になったといえるでしょう。
現在では診断技術が向上し、ほぼ術前のシミュレーション通りにインプラントの埋入を行うことが可能となりましたし、使用されるインプラント体もより強固な骨結合を得やすい表面性状に進化したことから、過去に比べると手術の成功率は格段に向上したことは間違いありません。
虫歯の痛みは耐えがたいものです。
虫歯菌に歯質が侵されると、歯の中の神経に刺激が伝わりやすくなり、強い知覚過敏を感じるようになります。虫歯が原因の知覚過敏は、冷たい物だけでなく熱い物や甘い物の刺激に対しても痛みを感じるのが特徴です。虫歯が深く神経にまで虫歯菌が達すると、夜眠れないような強い痛みが続くようになります。神経や血管が入っている空洞の中で細菌が増殖し、炎症反応で内圧が高まるので激痛を起こすわけです。